【資格取得者向け】せっかく取った「石綿含有建材調査者」の資格、眠らせていませんか?

「石綿含有建材調査者の資格、無事に取得できた!」

おめでとうございます!講習を受け、修了考査に合格された努力に敬意を表します。

しかし、いざ資格証を手にして、ふとこう思いませんでしたか?

「資格は取れたけど、明日から一人で現場調査に行けと言われたら……正直、自信がない」

実は、多くの有資格者がこのペーパードライバー状態に悩んでいます。特に、ゼネコンの若手担当者様や、役所の公共事業担当者様、あるいはこれから調査業務を本格化させようとしている企業の皆様から、同様の声をよく耳にします。

本日は、資格取得者が最初にぶつかる現場の壁をどう乗り越えるか、そしてその資格を本当の意味で「仕事」にするためのヒントをお話しします。

テキストと現場のギャップ

講習では、労働安全衛生法(安衛法)や石綿障害予防規則、大気汚染防止法といった法令関係、そして石綿(アスベスト)の有害性や建材の種類について学びます 。しかし、実際の建物や工作物は、テキストのように単純ではありません。

・設計図書が残っていない 。

・何度も改修が繰り返されていて、図面と現況が違う 。

・「みなし」判定にするべきか、分析にかけるべきか迷う 。

こうした判断の連続が、調査の実務です。

調査の質を高める3つのステップ

資格を生きたスキルに変えるためには、基本のフローを徹底することが近道です。

1. 書面調査は探偵のつもりで

現場に行く前の準備で、勝負の8割が決まると言っても過言ではありません 。 設計図書(竣工図、改修図、設備図など)から、建物の施工年を確認します。特に2006年(平成18年)9月1日という基準日は非常に重要です。これ以降に着工された建物は原則として石綿使用なしと判断できますが、それ以前であればどこかに使われているという疑いを持って図面を読み解く必要があります

2. 目視調査は裏どりの作業

現場では、書面調査の情報を確認しつつ、自分の目で材料を確かめます。 例えば、成形板(ボード類)であれば、裏面確認が重要です。点検口から覗いたり、コンセントボックスを外したりして、建材の裏側に印字されているメーカー名や不燃認定番号を確認します 。 この番号をデータベースと照合することで、分析せずとも判定できるケースがあります

3. 分析が必要な場合の試料採取

目視や裏面確認で判断できない場合、試料を採取(サンプリング)します。 ここで最も大切なのは、安全確保です。調査者自身がアスベストを吸い込まないよう、また周囲に飛散させないよう、湿潤化(水や飛散抑制剤をまくこと)を徹底し、適切な呼吸用保護具を着用しなければなりません

労働安全コンサルタントとしての視点

アスベスト調査は、単に有るか無いかを調べるだけではありません。その後の解体・改修工事を行う作業員の方々の命、そして近隣住民の方々の健康を守るための安全の土台を作る仕事です。

公共事業や大手ゼネコンの現場では、コンプライアンス(法令順守)が厳しく求められます。調査漏れが発覚すれば、工事の中断や工期の遅延、最悪の場合は法的な罰則にもつながりかねません

だからこそ、資格を取ったばかりの方が不安を感じるのは、むしろ責任の重さを正しく理解している証拠だと言えます。

経験者や専門家と共に成長するという選択肢

もし、あなたが「資格はあるけれど実務経験がない」「もっと専門性を高めたい」と考えているなら、私たちと一緒に働きませんか?

八王子市左入町に本店を置く安全環境エンジニアリングでは、現在、共に働く仲間を募集しています。

私たちは労働安全コンサルタントとして、精度の高いアスベスト調査や安全管理のサポートを行っています。 教科書通りの知識だけではなく、実際の現場でしか得られない「生きた知識」や「判断力」を、先輩社員のサポートを受けながら身につけることができます。

・資格を活かして、手に職をつけたい方

・社会貢献性の高い仕事に携わりたい方

・未経験だけれど、プロフェッショナルを目指したい方

・AIに奪われない業種の転職先を探している多摩地区の求職者

最初は誰でも未経験です。一つひとつの現場を丁寧にこなし、経験という名の知識を積み上げていきましょう。

ご連絡お待ちしています。

調査の手順や判断に迷った時、あるいは第三者によるチェックが必要な時は、専門家に相談するという選択肢を常に持っておいてください。

そしてもし、あなたが調査のプロフェッショナルとしての一歩を踏み出したいとお考えなら、ぜひ一度、安全環境エンジニアリングまでお気軽にご連絡ください。あなたの資格と意欲を、私たちは歓迎します。